歩いてみよう -メルボルンとその周辺- (2)
Cranbourne Botanic Park
Melway 133 K10 距離 約5km
M.
Yoko
ここはシティの Botanic Park の管轄下におかれ、名称も正式には Royal Botanic Gardens Cranbourne といい、政府からの援助も出ている。遊歩道の拡張、改善、新設もなされ、広い湿地帯にはテーマ別植物公園が設けられ、新しい写真入りパンフレットができ、 Trig Point には見晴台ができた。
公園の門を入り、この道でいいのかしらと思う頃、やっと駐車場に着く。公園は、面積は広いが遊歩道はたいして長くないし、track の数も多くはない。
駐車場からブッシュを少し歩くと、突然視界が開け湿地帯に出る。ここは平坦だが、晴れた日でも靴下まで濡れることが多い。
他の道は、所々に砂が敷いてある他はわりと歩きやすいし、登りも見晴台までに1回しかない。見晴台からは眼下に bushland, race course, 住宅地の広がり、 Port Phillip Bay, Dandenong, それにシティまで見える。
各遊歩道の入り口に "Snakes share this path" のサインがあるが、幸い一度も出会ったことがない。その代わり、うさぎやきつねは毒餌が置いてあるのにたくさんいる。
植物は湿地帯のテーマ公園を除いて、ほとんどが野生、自生の潅木で春先には白とピンクのヒース、夏には緑と茶色のバンクシアが美しく、 tea tree の香りもよい。
Picnic area で休んでいると、いつも小鳥がやってくる。パンくずをテーブルの端に置くと食べに来て、後で連れ合いも連れてくる。Blue wren と yellow robin が特に可愛らしい。
平日は植物研究に来たらしい高校生の小グループにたまに会う以外、いつ行ってもあまり人がいなくて静かな公園でする。
*この記事は1997年よりユーカリに連載されたものをリピートしています。
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