Yukari Shuppan
オーストラリア文化一般情報

2002年~2008年にユーカリのウェブサイトに掲載された記事を項目別に収録。
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ワインに親しもう(4)
―――飲み残したワインは―――
前田晶子 
 
ワインは封を切った瞬間から空気にふれて品質はどんどん落ちていきます。香りも抜けていきます。 何といっても1番いいのは飲み切ってしまうことです。ワイン好きな人でしたら一滴残らずきれいに飲んでしまうワインも、 飲み切れなくて残ってしまう場合もあります。びんに残ったワインはきちんと栓をして、白ワインなら冷蔵庫へ、 赤ワインなら日の当たらない部屋の暗い所に置いて、なるべく早いうちに飲んでしまうか料理に使ってしまいます。

栓は抜いたコルクがきれいなら逆さにして乾いてる方で栓をします。 しかし往々にしてワインのコルクはかびている時があります。そういう時は、アルミホイルやラップをかぶせます。 ワインの小物コーナーに行きますと、ワインの栓が売られています。空気を抜くポンプが付いた物から、 おしゃれな物までいろいろあるので、一つ買っておくといいかもしれません。
 
封を切らないワインは横にしておきますが、いったん開けてふたをしたワインは立てておきます。 飲むのでしたら翌日、料理でも2日か、3日のうちに使ってしまいましょう。 それ以上ですと香りが抜けて料理に使う意味がなくなってしまいます。グラスに残ってしまったワインは、容器に集めて料理に使います。 飲み切ったびんの底にたまったワインも、ごく少量の水で洗って料理の仕上げの香りづけ等に使います。 例えば赤ワインでしたら、ステーキの最後の仕上げにふりかけるとぐっとおいしくなります。
 
料理には工夫していろいろ使えます。白ワインは日本酒と同じように使えばいいでしょう。 ドレッシングに白ワインを混ぜるとおいしくなります。みそ汁に白ワインもいけます。 赤ワインがたくさん余ったら、水を使わずにワインでビーフシチューを作るとコクのあるものが出来上がります。 びんにかなりワインが残った時は、シャーベットやワインゼリーを作ってみましょう。 シャンペンゼリーで固めたフルーツ等もしゃれています。
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