ハ-デンベルギア
Hardenbergia
マメ科の常緑性小低木。蔓性で長さは2~3mぐらい。藤の花を小型にしたような感じの、かわいらしい小さな花が、房状に咲きます。色は紫が多いようですが、白やピンクもあります。葉には光沢があり、長さ12~13cm、幅2~3cmの披針形。竹の葉のように先が細くなった葉です。和名はヒトツバマメというそうですが、園芸店では小町藤とも呼ばれています。私はお隣の奥さんから教わったハピーワンダーという名前が好きで使っておりますが、これは、ハーデンベルギアの中の一種のようです。
乾燥地を好み、肥料の必要もなく、ぐんぐん伸びます。フェンスにからみつけたり、格子棚に這わせたり、玄関先のポストのカバーにしたり、バスケットに入れてぶら下げたり、いろいろに使えます。そのほか、グランドカバー、あるいは朝顔のように行灯仕立てにするのも趣があります。成長が盛んで、手数もかからない植物ですので、工夫次第で面白く遊べます。
茎は基部は木質化して、きれいな茶色になります。下垂形のいけ花にすると素敵です。伸びた蔓は、適宜切り戻しが必要。春又は秋に挿し木をして、水遣りをしていればこれも簡単に根ついてくれます。花期は冬から春。 |