オーストラリアの花々 (13) |
ドライアンドラ
ヤマガモシ科。常緑性低木、約60種あり、西オーストラリアに分布。花の形は種類によって異なりますが、ポピュラーなのは2種。 ドライアンドラ フォルモーサというのは、すーっと直立した枝の先端に、ちょっけい5cmぐらいの、バンクシアに似た球形の花を一輪つけます。花は針状のシベが重なり合い、特有な咲き方をします。葉は細長く、巾5~6mm、長さ、6~7cmの深鋸歯状。 もう一つは、ドライアン ポリセフィラ。こちらは葉腋ごとに直径3cmぐらいの半球状の花を1本にいくつもつけます。葉は柊の葉に似ていて、硬く、また、棘があります。 花色は黄色、オレンジ、茶色などが主。他に赤と白。また、グリーンと赤のミックスというのもあるようです。樹高は1.5mぐらいから3~4mぐらい。花も葉も硬くしっかりしているため、花もちがよく、切り花で2~3週間は生きいきしています。また、ドライになるといっそう落ち着いた感じが出ますので、ドライフラワーとしても楽しむことができます。 日当たりと水はけのよい砂地を好み、特に、水やりに留意。以前、水をやり過ぎて枯らしてしまったことがあります。苗木を買って、花を見るまでには4、5年を要する模様。栽培にはちょっと難しい花のようです。花のあとはプルーニングを。 |
一葉式いけ花 ジャクソン増美 |
*
この記事、写真の無断転載・借用を禁じます。 (私的学習、リサーチ、評論、批評のための使用は例外とされます。) |