オーストラリアの花々 (19) |
ローダンセ 針金のように細い茎の先に薄い紙のような感じの小菊に似た花が咲きます。フレッシュの時からすでにドライフラワーのようです。また、ドライになっても色あせもせず、まるでフレッシュのような顔をしています。 キク科。学名は Rhodanthe. 一般にも学名のローダンセが使われていますが、ほかに、花の性質からペーパーデージー、或いはエバーラスティング(永遠の命)とも呼ばれています。日本語でもカタカナ名が同じように使われていますが、他に、ヒロハノハナカンザシという素敵な名前もあります。これはこの花が明治の頃日本に入った時につけられたとのこと。 花は直径1~2cmぐらいの小さいものから、4~5cmぐらいのものなどいろいろあります。色は光沢のある白、ピンク、黄色など。うつむきかげんに咲きます。 葉は柔らかいグレーがかった針葉形またはグリーンの卵形など。草丈10~20cmぐらいのグランドカバーによいもの、或いは30~40cmのドライフラワーに適したものなどいろいろあります。花期は春から夏。日当たりと水はけのよいところを好み、日の出と共に花開き、夜や雨天の時、また、昼間でもスプリンクラーで水遣りをすると閉じます。
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一葉式いけ花 ジャクソン増美 |
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