オーストラリアの花々 (21) |
スモーク ブッシュ Smoke Bushes 細い茎が、密生した綿毛のある小さい花で覆われています。この花の群れは遠くから見ると、まるで煙がたちこめているように見えるところから、スモークブッシュと名付けられたのだそうです。茎の先端に密集した花をつけるタイプのものと、枝全体に細かい花をつけるものとの2種に大別され、色はグレー、白、ブルー、淡い青紫のものなど。 西オーストラリア中心に36種が自生。メルボルンでの自生はまだ見る機会がありませんが、花やさんには枝全体にグレー系の花をつけたものを、よく見かけます。花期は春から夏。花もちがよく、ウーリー感触の風情のある姿は和洋双方のアレンジメントに重宝します。生の時もドライになった時も同じような感じで楽しむことが出来、また、いけた状態のまま、ドライにもなるという、便利な花です。 学名はConospermum. ヤマガモシ科。1ー2メートルぐらいになる潅木。砂地など水はけのよい所がよく、挿し木による増殖も可能のようですが、難しそうです。種子からはもっと難しい由。自生地では、山火事の後はよく発芽、よく育つとのことです。 一葉式いけ花 ジャクソン増美 * この記事、写真の無断転載・借用を禁じます。 (私的学習、リサーチ、評論、批評のための使用は例外とされます。)
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