オーストラリアの花々 (27) |
Golden Penda ゴールデン
ペンダ
イースターホリデーにサンシャインコーストにまいりました。そこで出会ったのがこのゴールデンペンダです。 澄みきった蒼い空をバックに、街路樹、公園または家々のお庭で、黄金色に輝きながら、豪華に咲きはじめていました。 学名は Xanthostemon chrysanthus。
フトモモ科。常緑樹で、熱帯地方に約50種分布。うち、13種がオーストラリア原産とのことです。 ヴィクトリア州の北東部からニューサウズ ウエールズ及びクイーンズランド州の海岸近くに分布しています。樹高は2―3メートルから、大きいのは20メートルぐらいにもなるそうです。 葉は濃いグリーンの長楕円形。巾3―4cm、長さ16―17cmぐらいで、互生します。枝の先の方に何本もの細い花茎が放射状に出て、その先に花がつきます。花は柔らかいしべが密集して球状をなし、直径約5―6cmから10cmぐらい。花もしべもがくも同じ色です。色は黄色、クリーム、白。まれに赤もあるとのことです。 花のあと実を結びます。梅の花の蕾がふくらんだような格好で、木質です。直径1cmぐらいで中は三つのセクションに分かれて、種子が入っています。繁殖はこの種子からと、もう一つは挿し木から。種子は4週間ぐらいで発芽、挿し木も簡単だそうですが、黄金の花を見るまでには数年を要するとのこと。 1988年のブリスベン
ワールド
エクスポで、園芸関係者が、EXPO GOLDとして紹介、ランドスケープに利用されて、ポピュラーになったそうです。 一葉式いけ花 ジャクソン増美 * この記事の無断転載・借用を禁じます。
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