MELBOURNE Street by Street (36) Flinders Street ― その 11 ― ケン・オハラ Flinders Street のウエストエンドを歩き King Street を横切ったこのあたりは、場末といった感がある。ここには刺青をする店とメルボルン CBD では唯一つの公認の売春宿がある。しかしこの辺りの建物は近年改築、改造されたものが多く、外見がだいぶ良くなってきている。 すでにここでは、"early-opener(早朝開店)" はもう見られなくなった。 25年前のメルボルンでは、午後10時以後にアルコール飲料を買うのは非常に難しかった。オールナイトのホテル(パブ)、ナイトクラブ、ポーカーマシーン、カジノなどは一切なく、アルコール飲料を出すレストランの閉店時間は早かった。ホテルは午後10時(1960年までは6時)には閉店しなければならなかった。 しかしホテルの早朝開店は認められていて、早いところでは朝6時に開店していた。こういったホテルでは港湾労働者や鉄道職員など、一晩中働いて明け方に仕事を終えた人たちが、朝飯前に一杯やる姿 King Street との角にある the Waterside Hotel は
"early opener"
だったが、数年前に普通のパブホテルに改造された。
Markillie's (562-564 Flinders Street) は閉店した。 ホテルも売春宿も高いレントを払っていたようだ。 The Waterside Hotel は45年間同一の家族がオーナーだったが、2004年に $3,850,000 (営業権は含まず建物のみ)で売却された。 日本人にとっては、一家族が不動産を45年間所有するというのは短いかもしれない。しかし、この隣のビルような場合もオーストラリアではありうる。 市中の不動産を所有するということは、ビールやセックスほど良いことではないかも知れないが、飲酒やセックスをビジネスにするよりはずっとましなようだ。 copyright: Ken O'Hara
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