オーストラリアの花々 (38) |
オーストラリア
インディゴ
藤の花に似た感じの花です。マメ科、低潅木、常緑樹。学名は
Indigofera
australis. Indigo はラテン語の藍、 fera は持つが語源で、藍色の色素を持つと言う意味。園芸店などでは学名のインディゴフェラが使われていますが、一般にはオーストラリア
インディゴ 又は Native indigoとも呼ばれています。 花は豆型の総状花序。ひとつひとつの花は直径1cmぐらいで、花房全体は14―15cmぐらい。花色はピンク、うす紫、ライラック、まれに白もあります。いずれも淡い色のやさしい花です。花には微かな香りがあります。花期が長く春から秋まで咲き、また、場所によっては周年咲くところも。花のあと実を結びます。 葉の色はグレーがかったグリーン。10cmぐらいの長さの羽状複葉で互生しています。一枚一枚の葉は直径1cm、長さ2cmぐらいの長楕円形。よく見ると葉の表面に柔らかい毛があります。 茎は茶っぽい紫。細いすんなりした茶紫の枝が何本も出て、その先の方に花房がつきます。茎の色、葉の色、花色の三者がよく調和しています。1―2mぐらいの高さになりますが、20―30cmぐらいの小さい木でも花が咲きます。
一葉式いけ花 ジャクソン増美 * この記事の無断転載・借用を禁じます。
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