オーストラリアの花々 (45) | |
ダーウイニア
小さいベルがいっぱいぶら下がっているような感じの、可愛らしい花です。 フトモモ科。2-3mの直立または横に伸びる常緑性小低木。この属は60種類ぐらいあります。上を向いて咲く種類も少しはありますが。ほとんどは下垂して咲きます。学名はDarwinia。これはチャールズ ダーウインの祖父である
Dr Erasmus Darwinから。本種はDarwinia
meeboldii。Meeboldiiは植物採集家のAlfred
Meeboldからきています。またこの花は西オーストラリアのCranbrookに近い地で発見されたため、Cranbrook
bellとも呼ばれています。 茎の先端に直径1-2cm、長さ3-4cmぐらいのベル形の花をうつむきかげんにいっぱいつけます。このベルは、実は中にある小さな花をとり囲む花弁状の葉が集合したものです。花色はベルの根元に近い方は浅黄色、先の方に行くに従いピンク又は赤に変わりす。 葉は巾4-5mm、長さ1cm弱の長方形の柔らかい小さい葉で、茎の周りに無数につきます。 鉢植え、大きな桶、グランドカバーによく、ドライフラワーにもなります。また、押し花にすると、ベル形の花のがくの部分から、花びらの先端にかけて微妙に変わる色合いが生の花よりはっきり出て趣があります。切り花でも、2週間ぐらいはもちます。 繁殖は挿し木または接木から。水はけに留意し、あまり刈り込まないこと。 一葉式いけ花 ジャクソン増美 * この記事の無断転載・借用を禁じます。
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