オーストラリアの花々 (49) | |
スピリディアム 米つぶほどの小さな花で、あまり目立ちませが、出会うと印象的です。 学名は Spyridium。ギリシャ語で小さいバスケットと言う意味だそうです。常緑性潅木で、30種ぐらいある由。写真は Spyridium vexilliferumクロウメモドキ科。一般名はWinged spyridium またはプロペラプラント。 花は5-6mmぐらいで、白またはクリーム色。花の周りに巾5mm、長さ7-8mmぐらいのほう葉が2-3枚あります。この可愛らしいほう葉が花と思いましたが、花はほう葉に囲まれている真ん中の小さい固まりとのこと。ほう葉が翼或いはプロペラのような形をしているところから、Winged
spyridium またはプロペラプラントと呼ばれています。柔らかい毛で覆われていて、ベルベットの感触があります。 葉は表は濃いグリーン、裏はグレー。巾3-4mm、長さ1,5cmぐらいの線形。葉にも柔らかい毛があります。 茎は茶色。ほっそりした潅木で1mぐらいに。グラウンドカバー用もあります。花のあと小さい実を結びます。 春から夏が花期ですが、ぱらぱらと殆ど1年中咲くようです。増殖は挿し木。簡単につきます。日当たりのよい砂地を好みます。 一葉式いけ花 ジャクソン増美 * この記事の無断転載・借用を禁じます。
|