オーストラリアの花々 (51) | |
ダンピェラ 黄葉の時季でしたが、ブルーの爽やかな感じの花が園芸店で目にとまり、早速求めてまいりました。関係資料によると、花期は冬の終わりから春にかけてとありますが、秋5月、ちらほらとほどよく咲き始めていました。 クサトベラ科。常緑性多年草。学名
Dampieras
は、1699年に北西オーストラリアで植物標本を採集したCaptain
William Dampier を記念して命名されたとのことです。一般にはCommon Dampiera
または
Dampiera shrubと呼ばれています。60数種類あり、写真は
Dampiera
linearis。 花色はうすいブルー、濃いブルー、ラベンダー色、紫、黄色などいろいろあるそうです。花は直径1.5
- 2cm
ぐらい.。花びらは4枚のように見えますが、よく見ると茎に近い方の一枚は、真ん中が二つに割れています。中心はクリーム色。柔らかい花びらですが、しっかりしていて数日咲いてくれます。 茎は50-60cmぐらいから、1mぐらいに達するものもある由。すーと立った茎の途中から何本も細い枝が出て、その先端の方に花がつきます。葉は小さい卵形、または線形で、長さ2cm、巾1cm弱ぐらい。色はグレーグリーン。若い葉にはうぶ毛のようなものがあります。 鉢植え、バスケットのつり花などが特に似合いそうです。 増殖は挿し木または株分けで。砂地で太陽がよくあたり、かつ、少し日陰があるところがよいそうです。 一葉式いけ花 ジャクソン増美 * この記事の無断転載・借用を禁じます。
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