Yukari Shuppan
オーストラリア文化一般情報

2002年~2008年にユーカリのウェブサイトに掲載された記事を項目別に収録。
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オーストラリアの花々 (51)

ダンピェラ               
Dampieras

 

黄葉の時季でしたが、ブルーの爽やかな感じの花が園芸店で目にとまり、早速求めてまいりました。関係資料によると、花期は冬の終わりから春にかけてとありますが、秋5月、ちらほらとほどよく咲き始めていました。  

クサトベラ科。常緑性多年草。学名 Dampieras は、1699年に北西オーストラリアで植物標本を採集したCaptain William Dampier を記念して命名されたとのことです。一般にはCommon Dampiera  または  Dampiera shrubと呼ばれています。60数種類あり、写真は Dampiera  linearis  

花色はうすいブルー、濃いブルー、ラベンダー色、紫、黄色などいろいろあるそうです。花は直径1.5 - 2cm ぐらい.。花びらは4枚のように見えますが、よく見ると茎に近い方の一枚は、真ん中が二つに割れています。中心はクリーム色。柔らかい花びらですが、しっかりしていて数日咲いてくれます。  

茎は50-60cmぐらいから、1mぐらいに達するものもある由。すーと立った茎の途中から何本も細い枝が出て、その先端の方に花がつきます。葉は小さい卵形、または線形で、長さ2cm、巾1cm弱ぐらい。色はグレーグリーン。若い葉にはうぶ毛のようなものがあります。  

鉢植え、バスケットのつり花などが特に似合いそうです。

増殖は挿し木または株分けで。砂地で太陽がよくあたり、かつ、少し日陰があるところがよいそうです。  

一葉式いけ花  ジャクソン増美

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