Yukari Shuppan
オーストラリア文化一般情報

2002年~2008年にユーカリのウェブサイトに掲載された記事を項目別に収録。
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オーストラリアの花々 69)   

 

クッション ブッシュ  

Cushion Bush

 

ふんわりとまるでクッションのように見えるところから、クッション ブッシュと呼ばれています。

 

学名はCalocephalus  brownii.  ギリシャ語よりきていて、calosは美しい、  

cephaleは頭で、この植物の花の形を意味しています。Brownii18c-19cのイギリスの植物学者Robert Brownに由来。 一般名は樹形からクッションブッシュと。また、全体がプラティナ シルバーに似た色のため単にプラティーナとも呼ばれます。

 

キク科。常緑性低木。20-30cmぐらいから1-2m。花は小さい球状花で直径1cm前後のクリーム色。茎の先端の方に春から夏にかけて咲きますが、樹形そのもののインパクトが強いため、花はあまり目立ちません。

 

茎も葉も同色のグレーホワイトで、葉は細く、長さ23mmぐらいから12cmぐらいの線状。茎も細く直径5mmぐらい。まるで白っぽい針金のようで、これらが互いに巻きついたり、入りこんだりしながらクッションを形作っています。茎も葉も柔らかですが、張りがありますので、雨が降っても風が吹いてもクッションはふんわりとしています。

 

増殖は挿し木から。水はけがよく、太陽のよくあたるところに。定期的に剪定をして、こんもりとした姿を維持することが大切です。

 

グランドカバー、ロックガーデン、寄せ植え、あるいは庭園のポイントなど多方面に活躍してくれます。乾燥を好みますので、水の制限の厳しい地域に最適です。

一葉式いけ花  ジャクソン増美

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